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「アイスがない」
冷凍庫に顔をすっぽりと入れた一護は、
死にそうな声で呟いた。
最高気温、31℃。
まだまだ梅雨明けが遠いというのに、今日は随分と暑く、
さすがの現役高校生一護も、ギラギラと照りつける太陽に体力を奪われ、
倒れそうなほどにへばっていた。
苦々しく歯を噛み締め、そしてもう一度、アイスが現れないか確認をすると、
がっくりと肩を落として冷凍庫の戸を閉めた。
浮竹の家である。
あずきバーくらいは期待していたのだが、冷凍庫には氷以外なにも入っていなかった。
かと言って、先ほど帰ってきたばかりなのにまた炎天下の鉄板、
コンクリートの上を5分先のコンビニまで歩いていかなくてはならないなんて、
今の一護にはとてもじゃないが耐えられなかった。
午後2時。日差しもここぞとばかりに照りつけている。
しかたなく一護はクーラーの冷房を入れるとゴロリとリビングにあるソファーに寝転がった。
クラっと世界が一瞬回転し、そして見慣れた白い天井が目に入る。
しかし、生温い。
かといって締め切ったカーテンを開ける気にはならない。
パタパタと手のひらで扇いでみても、手が疲れるだけで涼しさの欠片も、
得ることは出来なかった。と、
「ただいま」
浮竹の声であった。
ソファーに沈めたばかりの体であったが、一護は機敏に上半身を起こすと、
「おかえり」
浮竹を迎えに玄関へ急いだ。

なにもかわらない、いつもの愛し方。

■  ■  ■


疲れた体よりも浮竹さん優先な一護たん。
浮竹さんの冷たい手のひらでなでなでされる一護たん。
暑苦しくてもそばにいたい浮竹さん。
ていうか自分の家よりも浮竹さん家に先に帰る一護たん。
うひょう(゚∀゚)
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